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松竹
¥ 16,211
(2013-04-24)
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はあ…実は最終回だけ録画ができず、感想を書く気を失っておりました。
が、DVDが出たので書けますー☆
ありがとうDVD!!!(笑)
ということで4話。
有功によって女性の面を表に出すようになった家光(千恵)は
女性の姿で、政を仕切るようになります。
そして政の才も発揮し始めます。
赤面疱瘡による人口低下を逆手にとり、大名家を取り潰すことを
決定するなど、普通の人の頭では考えつきそうもないことを
言い出すのです。
そして有功とと家光は更に愛し合うようになります。
最初はラブラブシーンなので、これは見納めかもしれんと
思って見た頂くと良いでしょう。
さて
相思相愛になった有功と家光ですが、子ができません。
史実でも唯一家光が寵愛したと言われているお万の方とは
子供ができませんでした。
フジテレビの大奥ではお万の方(瀬戸朝香)が密かに子供を産み
お玉の方・桂昌院(星野真里)の子として育てられました。
よしながふみ版では、やはり子ができず、
春日局が新しい側室を家光に与えようと画策をし始めます。
「何のための有功かっ!」
春日局様のすごみっぷりは凄いです。麻生祐未さん素晴らしい(何度も言います)
もうラブラブの家光と有功のことなんかどうでもいいとばかりに
側室を捜し始める春日局。さすがです。
さて、ここでドラマオリジナルのシーンが追加されています。
私は4話あたりで、原作を全て読んだのですが(発売されているものを)
稲葉正勝のストーリーはドラマオリジナルの部分がかなり濃いものとなって
おります。
原作では語られなかったもう一つの家光の影である稲葉正勝。
彼の強いられる状況を嫁、息子、娘、そして春日局によって描かれていきます。
平山浩行の抑えた演技がまた哀愁を誘うので、見ていて心が痛いのでした…。
しかも稲葉正勝が上様と政の話しをするのですが、6人衆に話しを通すと
すべて正勝が考えたことになります。でも本当は家光が考えたことなので
正勝の心境はかなり複雑です。さすが丹後の上とか言われているのに
実は少女の上様が考えているのですからね…。
さて、有功に代わる側室が必要です。春日局の側室探しは
入念であります。
そして見つけてきたのが、捨蔵でした。
この捨蔵、モデルはお蘭の方と言われています。
古着屋さんの跡取り息子であります。
大奥第一章では京野ことみが演じていましたね。
この捨蔵、とんでもない女ったらしでありまして
そしてイケメンなのです。
色んな女と寝てはお金をもらって
気楽に過ごしていました。
そんな気ままな暮らしをしている最中に春日局の目に留まってしまう
わけなんですね。ああ、良かったのか悪かったのか…。
余談ですが、この捨蔵、窪田 正孝くんが演じています。
大奥にようやく本当に若くて綺麗な側室が登場しました(笑)
堺雅人が美男かどうかはおいておいて、四十路近い男子で
あることには変わりありません。
まじで若い男子、まじでイケメン、文句なしみたいな
子は田中聖くんに次いで二人目でございます。
平山くんだって結構お年ですからね…!
20代のイケメンは必要です!
そしてこの窪田くん「平清盛」で、越えられない壁である父、清盛と
空気も何にも読まない後白河上皇の間で板挟みになって、辛くて辛くて
心労のあまり病に伏してしまい、挙げ句に後白河上皇に双六を強いられつつ
死んで行くとっても可哀想な平家の長男重盛を演じていました。
捨蔵との落差の激しさはとんでもございません。
あんな健気な重盛がどうしてこんな、女ったらしになれるの!?!?!
と、不思議でたまらない演技力でございました。
ああ、捨蔵で語りすぎました…。
捨蔵の登場でにわかに大奥は騒ぎになります。
そして春日局はついに有功に「おしとねすべり」を申し出るように言うのです。
「引き際くらい弁えられよ! 見苦しい!」とか言って。
有功は上様にとってそんなむごいことはない、そこまでして守らねばならない
徳川家とはなんなのだと、春日局に問います。
答えは…
「戦のない世の中」
でした。
有功はこの言葉にぐうの音も出ません。
戦国の世を生き抜いてきた春日局の言葉の説得力たるや、凄まじきものがあります、
そして、戦のない世を望むのは有功も同じでした。
故に「おしとねすべり」を家光に申し出ます。
家光は、他の男にけがされた自分が嫌だからか、
死んでしまえと半狂乱となります。
好きな男に、床を共にするのを拒まれるのは、そらーー若い娘の
上様には辛いことです。
でも有功は、「殺してください」と上様の気持ちに沿うのでした。
ああ、運命という悪戯は…なんて残酷なのでしょう。
ってドラマなんですけど、結構な割合で史実を踏襲しているので
是非原作やら大奥の文献やらを読んで頂きたいなと思います。
一応、「おしとねすべり」は30歳になったら子供はできないから、と
申し出るものだったみたいです。昔の女性は恐らく生理も今の女性に比べて
早く終わってしまったのではないでしょうか。
堺雅人は…30ジャストどころじゃなくて40弱でありますから…
おしとねするべき年齢ではないのですが(ドラマ中ではもっと若い設定になっております多分)
5話からは、有功の体験したことのない世界が広がっていきます。
汚れのない世界で行きてきた人が、俗世にまみれて、自分と向き合って行く、
そういうお話でもあると思います。
奥が深いっす。
さて、原作を読んだ私ですが
ドラマがあまりにも忠実なことに驚嘆いたしました。
是非是非漫画の方も読んでいただきたい。
ちゃんと映画吉宗編から始まって、綱吉編(公開中の映画)に遷移しております。
原作はまだまだ続いておりまして、平賀源内(女子)とかも出てきて
かなり面白いですよ!おすすめです!
大奥 家光・有功編 第1話大奥 家光・有功編 第2話大奥 家光・有功編 第3話大奥 徳川吉宗編