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つぐない 【映画】

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    原作はイアン・マキューアンの「贖罪」
    主演はキーラ・ナイトレイ(でいいのかな?)

    プライドと偏見」チームが再結集して制作されたもの。

    とても、とてもよくできています。
    それがゆえに、見終わった後の、何とも言えない
    行き場のない感情の処理に苦労します…。
    救いがないとはこういうことなのか、というくらい
    悲しい物語です。

     
    あらすじは
    イギリスの官僚の娘セシーリア(キーラ・ナイトレイ)とケンブリッジ大学で同窓生であり、セシーリアの家の使用人の子でもあるロビー(ジェームズ・マカヴォイ)は想いを寄せあっていて、二人の間にはいつも親密ななんとも言えない空気が漂っていた。
    それをセシーリアの妹ブライオニーは妄想を含めて見ていた。彼女は13歳で小説家志望。だから二人の放つ妖しげな空気にとても興味津々。
    ブライオニーはロビーが書いた卑猥な手紙の中味を見てしまったり、大人の秘め事におっかなびっくり首を突っ込んではドキドキしていた。
    そんなとき従妹のローラが強姦される事件が発生する。ブライオニーはその現場を目撃。ちょうど双子の従弟を捜索中で皆が屋敷を出払っていたときで、ロビーが双子を連れて帰ってきたのが最後だった。
     
    そしてブライオニーはローラを強姦したのがロビーだと証言する。ロビーは逮捕されてセシーリアと引き離される。
    時がたちイギリスは戦争状態に。ロビーは兵隊として出兵。セシーリアは看護師に…。
     
    18歳になったブライオニーも同じ看護師になるが、ニュース映画でローラが結婚する相手をみた瞬間にすべての記憶がよみがえり、真実を知ることになる。
     
    この映画の本当の主人公は実は妹のブライオニーなんです。
    彼女が背負った罪は、愛し合う恋人たちを引き裂き、一生会えなくしてしまう。
    そしてそれが自分の大好きな姉セシーリアと、ロビーなのです。
     
    想像力の豊かだったブライオニーは、ロビーの書いた卑猥なラブレターや
    刺激的すぎる彼女の姉とロビーの逢瀬をみて怖かったのでしょう。
    ローラが強姦された事件のときにロビーを重ねてみてしまったのも
    仕方のないことかもしれません。

    でも、時代が彼女を許さなかった。
    ロビーは戦争に行き、祖国に帰ることもなく、セシーリアのことを思いながら
    死への一歩を踏み出します。
    セシーリアも看護婦として働き、避難していた場所への爆撃で命を落とし
    二人は永遠に再会することのないまま、若い命を落とします。

    ブライオニーはローラがあの時、強姦されたのではなく、実は兄の友人
    ポールと密会していたのだということを、彼女が結婚することになって
    初めて理解します。

    でもそれを知るのが遅すぎました。
    もう彼女の罪は一生消えない。
    一生償うこともできない。
    でも罪を背負って生きていかなければならない。

    彼女はそうした罪を背負って、年老いてからようやく彼らが唯一再会できる
    方法、自分が償う方法を見つけます。
    それが小説の中で彼らは恋人たちとして生きており、ブライオニーが
    セシーリアに本当のことを告げに、会いに行くシーンとして描かれます。

    最後、年老いた老婆となったブライオニーの深い青い瞳を見ると
    救われようのない途方もない悲しみを感じずにはいられません。

    映画の中のキーラ・ナイトレイは絵画のように美しくて
    現実感がなく、それがさらに映画の物悲しさを色濃くしているような
    気がしました。

    ブライオニーを演じたそれぞれの俳優もぴったりハマっていました。
    特に13歳のブライオニーを演じたシアーシャ・ローナンは素晴らしかった。
    史上最年少でアカデミー助演女優賞にノミネートされたほど。

    ロビー役はイギリス古典映画でよく活躍しているジェームズ・マカヴォイ。
    最近はハリウッド大作にもでていますが、古典劇をやらせたら
    ど真ん中というくらいぴたっとはまっていました。
    私が彼を知ったのはナルニアのタムナスさんなのですが
    こんなに雰囲気変わるもんなのか、と驚きました。
    その前にアン・ハサウェイ主演の「ジェーン・オースティン 秘められた恋」に
    出ていたのですが、まったく気づきませんでした…。
    同一人物なのか…と。

    この作品はとても物悲しいし、救いのなさに絶望してしまうけれど
    名作です。見てほしいですね。
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