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    ドッグヴィル【映画】

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      衝撃。


      ドッグヴィル プレミアム・エディション
      ドッグヴィル プレミアム・エディション



      ロッキー山脈の麓に孤立する村ドッグヴィル。ある日この村の近く、ジョージタウンの方向から銃声が響いた。その直後、村人の青年トムは助けを請う美しい女性グレースと出会う。間もなく追っ手のギャングたちが現われるも、すでに彼女を隠し、その場を切り抜けるトム。彼は翌日、村人たちにグレースをかくまうことを提案した。そして、“2週間で彼女が村人全員に気に入られること”を条件に提案が受け入れられる。そうしてグレースは、トムの計画に従って肉体労働を始めることになるのだが…。



      感想は以下。
      今まで見た映画の中で、1,2位を争う衝撃的な作品だった。


      だだっ広い倉庫のような空間に、いくつかの家具を除いては、すべての家や道、犬までが床に白線で描かれているだけ。簡略化した舞台セットのような背景。映画というのに、このセットだけ。


      それなのに、見ている間はそんなこと1つも気にならない。
      ただ、そこにすんでいる人びとの視線や、グレース(二コール・キッドマン)がレイプされるシーンの人々の様子は、セットがないほうが象徴的で痛々しかった。



      何よりこの映画、人間の醜さをありのままに表現している。
      頭の中では道徳的な美を誰もが持っていても
      それを実際に実行する人間は少ない。
      エゴイズムを捨てきれない。


      欲と慣れはおそろしいものだと思った。


      貧しくて多くを望めなかった人間たちに与えられたグレース。
      それを最初は受け入れなかったはずなのに、グレースがもたらした
      小さな贅沢が人々に沢山の欲をもたらした。
      それが当たり前になり、彼女の存在は奴隷と同じになる。
      そう思っていなくても扱いは同じだった。
      男はグレースの美しさを自分の欲と直結させ
      女はそれをねたみ彼女に辛くあたる。

      何も悪いことをしていない女に
      とても酷いことをしているにもかかわらず
      誰も罪の意識を感じていない。

      おまけに自分を正当化して、最後はまたもや自分たちの都合で
      女を放り出す。


      最低だと思ったけれど
      自分があそこで暮らしている人間だったらと
      思ったら

      同じことをしたかもしれなかった。


      人は皆、自分を正当化したがるし
      自分の間違いを認めたがらない。
      誰も傷つきたくないし
      できれば誰にも文句を言われずに自分の欲を満たしたいのだ。


      3時間もある映画だけれど、飽きずに見れました。
      心改める必要があるとさえ感じた。


      そして私がグレースだったら
      やっぱり最後は同じことをしたと思う。


      強烈な映画でした。
      人間性を考える映画ですよ。
      正しいことをしていると思い込むことが一番危険なんだと
      思います。


      何が正しいかだなんて
      明確に決まっているわけではないですからね。


      ただ、ドッグヴィルにいた人たちがやったことは
      やっぱり間違っていたと思います。


      映画は本来こうあるべきものかも…とちょっと思いました。
      訴えるべきものがそこにある、そう感じる映画はそうありません。
      これは、常に心に警鐘をならすような映画でした。



      ニコール・キッドマンをはじめ、名優ぞろい。
      それも大きかったかと。


      美しすぎるニコールが
      際立っていたのが余計に映画を引き立ててました。


      うわぁ…眠れないかも。。
      そのくらい衝撃的でした。。


      15歳未満は鑑賞できませんのでお気をつけて。




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        from ~Aufzeichnungen aus dem Reich~ 帝国見聞録  at 2006/01/31 12:41 AM
        映画 『ドッグヴィル』 ラース・フォン・トリアー監督   鬼才トリアー監督が造った、「地味な日常から表面的な落ち着きを剥ぎ取り、その奥に潜むどろどろした人間の本性を裏の裏の裏まで引きずり出して見せつける」入魂の一作。一般的に「いやぁ、すんげー激濃で重い内容。もう満腹で吐きそう。たまらんわー」という感想が
        from ~Aufzeichnungen aus dem Reich~ 帝国見聞録  at 2006/01/31 12:48 AM
        映画 『ヨーロッパ』 ラース・フォン・トリアー監督   『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ドッグヴィル』と、人間精神の裏面の奥深くに入り込みながら世界でもっとも後味の悪い「結晶」を抽出するデンマークの鬼才映画監督ラース・フォン・トリアーの初期作品。初期といいながら実は完成度が高いです。ある意味、この作品
        from CHEAP THRILL  at 2006/08/15 6:55 PM
        真・映画日記『ドッグヴィル』  7月21日(金) 朝、相当眠かったのか? 日記の日付を20日と書かなければいけないところを21日と書いてしまう。 後で日記を見て愕然とした。 朝の更新はいつも眠い中でやる。 誤字脱字がちょこちょこあったりする。 しかし、日付はなかったなあ。 気がついたの
        from ☆ 163の映画の感想 ☆  at 2006/09/24 11:02 AM
        DVD「ドッグヴィル」  あまりいい評判を聞かなかったこの作品。 そういう作品って、やっぱり映画好きとしてみると観ない訳にはいかないのですよねぇ〜。 チョークで道路に書いたイタズラ書きのようなドッグヴィルの町並み。セットというセットは、ほとんど無くまるで舞台を観ているかのよ
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