実はきょう、卒業式だった。
あー。映画だけみてて感想だけ言ってればいい仕事ないかなー(ダメ人間)。
これ、先月見ました。いい加減忘れそうなので、感想。
まあ、有名なアーサー王と円卓の騎士ですね。
でも、この話に馴染みのないであろう日本の若者にとって
これだけ説明のないお話はちんぷんかんぷんだったのでは
ないだろうか??とか思ったんですけれど、みなさんは
どうでしたか?
しかもこの映画は、伝説オマージュと言った方がハマると
思います。アーサーの生い立ちやら、騎士たちの行動やら
オリジナル色が強く、名前を借りただけな感ありありです。
皆さんが混乱したであろうアーサーとランスロットとガラハットの
顔、体の酷似やら、アーサーのカリスマ性のなさやら、いろいろと
突っ込みどころ満載でした。
正直、男前だけ二人とも死ぬというのが納得いきません(個人的趣味)。
というか王妃が戦うという時点で何かが違う(戦っているときは王妃じゃない)
しかし、私は騎士トリスタンのおかげで大分楽しみました。
デンマークの俳優さんらしいのですが、泥臭さとか男らしさとか
ほんと胸が痛くなるような格好良さ。
鷹使いで、寡黙で、かっこよいというのドキドキものです。
最後あたりはなきそうになりました。
いや、もう酷いね。監督を恨むね。
もう少し台詞を与えてやってくれよ…。
一つ突っ込みを入れるならば、いっそのこと主役はランスロットにすべきだったのでは?と思います。最初のシーンでランスロット少年が旅立つシーンなのですが、そのシーンが最後に関わってこないのがとても違和感。あれを作るくらいなら、彼を主役にすべきです。正直、アーサー役の俳優より、カリスマ性もあるし、男前ですし、画面映えする俳優でした。
あとは…円卓の騎士の絆の強さだの、入れ替わりの制度のことなど、とても薄っぺらい感じにしか表現できていない気がします…。日本人は多分、理解できない人多いと思う〜。私みたいにイギリス史大好きな人か(まあローマなんだけども→世界史好き)読書好きとか、海外出版物がすきな人とかじゃない限り、けっこう「?」な内容だったのでは、と思う。まあ戦いに集中するとか、細かいところを気にしないとか考える人はいいですが、「アーサー王と円卓の騎士」ってどんな話なわけ?って思ってみる人には「さてはて」な映画だと思われます。
この映画を見るとき、伝説伝承、そういうものを期待してはいけません。これは映画監督のオリジナル円卓の騎士と前もって知ってから見た方がいいです。アーサー王と円卓の騎士は本を読んで内容を理解してください。
まあトリスタンで2割り増し面白かったですよ、私は。