|
評価:
---
角川エンタテインメント
¥ 3,617
(2009-10-23)
|
|
評価:
伊坂 幸太郎
新潮社
¥ 660
(2006-06)
|
JUGEMテーマ:
映画ぎりぎり映画館でみました。
もうね、これはキャスティング勝ちといえましょう。
すごくよかったです。
特に春のキャスティングは大正解。岡田将生くんがよすぎて、
ほんと画面にくぎづけでした。
この弟だからこそ、涙が出たというくらいに。
もちろん、加瀬亮の泉水も、父の小日向さんもすごくよかったんですが
春が本当にキーを握っていたと思います。
伊坂幸太郎映画は、大作になりにくく、大ヒット!とかロングラン!とか
そういう言葉とはちょっと無縁っぽい雰囲気を持っていますが
やっぱりこの映画もそのたぐいであると思います。
過去と今の映像フラッシュバッグは必要以上にあるような気がするし
このシーンはどうなの?というシーンも少しあります。
だけどね、なんていうのかね、大事なところは、ちゃんと、しっかり撮影してあるの。
原作を読んでいる人ならわかると思うけど、すごく大事なところは
すごく大事に撮ってあるの。
だからすごくいい!って言える。
特に、春が兄を見て行動に出るシーンとか
父が春を見て言う一言とか
兄が春のために悔しくて泣くシーンとか
今思い出しても泣く!!!
加瀬くんどアップの泣きシーンはだらだら涙しました。
あれはマジで映画館で見てよかった。
家族の形とか、血の繋がりとか、兄弟の絆とか
もう現代では本当に忘れ去られてそうな、大事なことをさ、
なんか説教くさくなくてさ
すごくナチュラルに、そしてビビッドに教えてくれるよなーって思わされる作品です。
それは原作もなんだけど、映画が原作のきらめきを、ここまで消さずに存在している事実に
私は結構感動したのでした。