驚異的なスピードで興行収入で話題の
「
アナと雪の女王」(原題:FROZEN)観て来ました…!
本作は日本語吹き替え版で松たか子さんの歌が世界から絶賛されていることでも話題!
日本公開前から、トニー賞受賞女優のイディナ・メンゼルの歌をYoutubeで聞き、
松たか子バージョンも聞き、と熱い気持ち満点で映画館に行きました!(笑)
■あらすじ
題材は雪の女王。
主人公はアレンデール王国の二人のお姫様、姉のエルサ(イディナ/松たか子)と
妹のアナ(ケイティ・ベル/神田沙加)の姉妹。
姉のエルサには氷を操る魔法の力があり、幼い姉妹はその魔法で雪だるまを作ったり雪遊びを楽しんでいた。
ところがある日、エルサは誤ってアナを傷つけてしまう。
国王は彼女達の身を案じ、アナから魔法の記憶を消し、城から人を遠ざけることに。
そしてエルサとアナは引き離される。
しかし国王と王妃が外出の折、不意の事故に遭い亡くなり、エルサが即位することに。
そして二人は再び、顔を合わせることになる…。
■感想
この映画の素晴しさはなんといっても楽曲の素晴しさ。
アカデミー最優秀主題歌賞に輝く「let it go」を始め、
アナとエルサのデュエット「For the first time in Forever」など、
ミュージカル色満点!
主題歌を歌うイディナ・メンゼルはブロードウェイミュージカル「RENT」で
モーリーンを演じ、「ウィキッド」のエルファバ役ではトニー賞を受賞。
歌唱力と演技力を兼ね備えた実力派。
彼女の力強い歌声の魅力はYoutubeでの天文学的数字の再生回数で証明できるでしょう。
億ですよ!アメイジング!
歌い手も素晴しければ楽曲も勿論、素晴しく…これまで力を抑えようと必死に生きてきた
エルサが何にも束縛されない自由を手に入れる開放感を見事に表現しています。
抑圧された社会で生きている私たちは、少なからずエルサの解き放たれた瞬間に、
共感せざるを得ないのではないでしょうか。
I don't care
気にしない
What they're going to say
誰が何を言おうと
You'll never see me cry
二度と涙は流さない
I'm never going back. The past is in the past
帰らないわ。過去は過去。
The perfect girl is gone
良い子はもういない
歌詞だけで泣ける…!(直訳ですみません)
イディナの情感溢れる声でこれを歌われると、痺れるように動けなくなります。
松たか子さんの歌う旋律もこれまた至極のもの!
let it goを「ありのままで」と日本語で表現するところに翻訳者のセンスを感じます。
英語版では、エルサの状況をかなり詳細に歌詞に盛り込んであるのですが
日本語バージョンは訳をマイルドかつ抽象的にした上で名曲に仕上げています。
日本語の歌詞がとても素敵です。
日本人にしかわからないかもしれないけれど
日本人だからこそわかる言葉の響きがたまりません。
邦訳と英語ではかなりニュアンスの違うこの歌詞
どうぞ、字幕と吹き替え両方で楽しんでいただけたらと思います。
絶対後悔しないです。両方観るべきです!
さらに今回はWヒロインということで、アナの曲も。
エルサとは真逆の明るくてお茶目な曲です。
途中エルサとのデュエットもあるのですが、ほぼアナが歌っている
「For the first time in forever」(邦題:生まれてはじめて)
これがまた…素敵な曲なんですよ…!!
プリンセスのキラキラをぎゅぎゅっと詰め込んで、爆発させてます!
ケイティ版はおてんば感が強いのですが、神田沙也加版は
もうもうもう!プリンセス!これがお姫様!THEお姫様!
この曲については、日本語版が一番良いのではないかと思ってしまうくらい
素晴しい出来でして、世界中に知らしめたい気持ちでいっぱいです。
彼女の声は明るくて、キラキラしていて、可愛くて、ときめきに
溢れていて、生命感と弾む乙女心が絶妙に表現できています。
そしてコミカルな演技もたっぷり含めてあるのが凄い!
一つの歌でこれだけ色んなことができるの?!
と思うくらいの素晴しさです。
思うに日本人は、松田聖子ボイスがとっても好きなのではないでしょうか…。
曲中の溢れんばかりの聖子DNAは彼女が聖子ちゃんの娘であることを
凌駕して、聴く人のハートを打ち抜いている気がします。
そして聖子ちゃんにはできないであろう、ずば抜けたミュージカル演技。
無敵ですよ神田沙也加ちゃん。
これを聞くためだけに日本語版を観て!絶対!みたいな感じです。
松たか子だけじゃないのよ凄いのは…!!!
邦題が「生まれてはじめて」っていうのも翻訳者のセンスを感じます。
字幕より私は好きです!
とまあ、2曲でこんなに語れるくらい素敵な映画なのですが
ミュージカルナンバーはこれ以外にも沢山あります。
プリンセスと男性のデュエットナンバーや雪だるまのオラフのナンバー
トロールのナンバーなどなど!
語り始めたら止まらないくらいの勢いで名曲がずらずらと出て参ります。
サントラが配信された瞬間に買ったくらい!
聴いて!お願い!(熱)
さて、字幕と吹き替えのそれぞれの良さを書いておきます。
まず字幕
・3Dの美しい映像で楽しめる(吹き替え版は3D上映なし)
・登場人物たちの会話をより正確に楽しめる(英語がわかる人は余計)
特にオラフと会話してる部分は字幕の方が面白いです。
・正直言ってオラフは字幕版の圧勝。愛らしさも圧勝。
吹き替え版
・松たか子と神田沙也加の歌声が絶品。必聴です。
・字幕を読まなくていい分、映像に集中できる。
字幕版は字幕の位置が安定しないので、目が疲れてしまう人は吹き替えをオススメします。
こんなところでしょうか。
字幕のメリットがあまりなさそうな感じは否めないのですが、それを
二人の吹き替え女優がまるっとカバーしてくれてるので、どちらを
観ても感動すること間違いなし。
ただし、ディズニーということと楽曲が良すぎるということから
映画が結構あっさり終わっちゃう感があるかもしれません。
今回の映画のテーマは「真実の愛」と「自己の解放」ということで
これまでディズニープリンセスと共に目立った役割を持つ悪役が
それほど目立ちません。
そのせいか、ストーリーを楽しんだ充実感というよりも、
なんか爽やかに色々いい曲聞いたし、オラフは可愛いし、
楽しかった〜感が強いです。
私は妹がいるので、エルサに感情移入ができ、涙したりする場面も
沢山あったのですが、重厚な物語や展開を期待する人には
少々物足りなさがあるかもしれません。
しかしながら、世界中で1000億突破のメガヒット、この映画の良さは
推して知るべしであります。
私は多分あと2回くらいは映画館にいきます(笑)
DVDも買っちゃいます、絶対(笑)
デートにもおすすめ☆
あ!忘れていましたが、映画中にカメオ出演している
ラプンツェルやミッキー探しも楽しいですよ!
点数は…96点!
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